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排水および廃棄物

KPI

  • 項目

    完全ゼロエミッションの達成

  • 2014年度実績

    埋立率 2.4%、達成拠点比率 83%

責任部門

各拠点

考え方・目標

なぜ「排水および廃棄物」が貴社にとっての重要取り組み項目なのか
理由と背景の解説

国内外での事業活動において、地球環境への負荷をできるだけ極小化することが、持続的な操業につながると考えています。そのため、排水および廃棄物については、環境影響が小さい状態で、かつ排出量をできるだけ少なくすることが重要と考えています。

目指す姿(達成像)/目標

水利用については、国内外の中期目標を設定しています。
それに基づき、水リスクや排水の状況を確認した上で、循環水利用の比率を高め、最終的にはクローズドシステムを目指します。
毎年、廃棄物の原単位1%以上の削減に取り組み、100%再資源化※1の達成・継続を目指します。そして、全ての生産拠点で、完全ゼロエミッション※2を2017年度までに達成します。
PCB、アスベスト、フロンなど特別管理産業廃棄物については、法規制に沿って適正に処理を行います。

※1 100%再資源化:最終処分(=直接埋立量+有効利用を伴わない焼却処分量)をゼロにすること

※2 完全ゼロエミッション:直接埋立処分量をゼロにすること

目指す姿に向けた施策

  • 循環水処理設備を導入し、循環水利用の比率を高め排水量を減らしています。
  • 法的に埋立が認められている拠点においても、埋立を行わない産業廃棄物処理業者を探索・選定し、再資源化処理の委託を進めています。
  • 保有するPCB含有機器の処理を法的期限内に実施しています。

2014年度の活動レビュー

水リスクの高い地域での生産拠点(タイ、インド)では、工場建設時にクローズドシステムを導入し、最小限の取水を行い、排水はありません。

国内外グループの廃棄物発生量

2014年度の国内外生産グループ生産拠点全体の廃棄物発生量は、前年比2.0%増の31,039トンになりました。
再資源化を行い、国内外のすべての生産拠点で完全ゼロエミッションの達成に向けて活動を進めており、2014年度はロシアの生産拠点で達成し、それ以降継続しています。
海外(北米)の生産拠点は2017年度までに完全ゼロエミッションを達成する目標を掲げ、活動を行っています。

PCB廃棄物の保管と管理

使用済みPCB含有機器は法規制に基づき、適正に保管、処理を行っています。2014年度にPCB含有機器66台(26トン)を処理しました。引き続きPCB含有機器は、適正に保管し、順次処理を進めていきます。

事例紹介

尾道工場では、循環水のろ過機能を改良・強化し、水質安定化を図り、繰り返し使用できる期間を大幅に向上することに成功しました。

国内生産拠点の廃棄物発生量管理

2014年度の廃棄物発生量は、17,226トンで前年比2.1%減少となり、発生量原単位(売上高当たり)の前年比6.5%改善しました。

2014年度の国内生産拠点の廃棄物の処理フローは以下のとおりです。

不法投棄などの不適正処理の未然防止のため、毎年すべての処理委託先に対して、現地監査を実施しています。2014年度は延べ85件の監査を実施し、すべての委託先で適正な処理がなされていることを確認しました。

課題と今後の改善策

  • 海外の生産拠点での埋め立てを行わない産業廃棄物処理業者の選定
  • 水使用の少ない設備の開発、クローズドシステムの検討と投資
  • 使用中の低濃度PCB含有機器の処理計画の策定