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横浜ゴムの重要課題6従業員と共に

独自の取り組みにより、安全な職場をつくることで、横浜ゴムは課題に取り組んでいきます。

人を大切にし、人を磨き、人が活躍する場をつくります

全員参加の活動で安全文化を構築
安全な職場から安全な商品をお届けしたい

横浜ゴムグループは、「安全衛生は全ての基本である」という理念の下、経営・全従業員で、「人」「もの(設備)」「しくみ」に着目した安全活動を展開しています。5S※1・ヒヤリハット※2・KYT(危険予知訓練)・リスクアセスメントをベースに、1対1教育や安全ワーカー※3評価等、独自のさまざまな活動を加え、安全衛生マネジメントシステムによってPDCA※4(Plan-Do-Check-Act)をまわし、継続的改善を図っています。また、積極的な企業間安全交流や安全衛生機関との連携により、社会的な安全レベルの向上にも寄与しています。こうしたグループ全体で推進している安全衛生活動の取り組みと顕著な功績が認められ、中央労働災害防止協会の平成26年度会長賞を受賞しました。今後も、災害ゼロ・危険ゼロに向けた安全文化を構築することを目標に、安全衛生への取り組みをしっかりと継続していきます。
三重工場では、安全な設備づくりとして、リスクアセスメントの手法による危険源の洗い出し・評価・改善を推進し、人が間違えたり、勘違いをしても災害にならないような対策を進めています。人に焦点を当てた活動では、集団指導から個人指導、座学教育から体験型教育へと見直しを図り、「やらされ型」から「やる気型」へシフトを進めています。個人の弱点を認識しみんなで直すことで、自分も仲間も災害を起こさない人づくりを目指しています。具体的には危険を感じたとき、作業の仕方を自ら考えることができる人をつくり上げていく活動です。職位や雇用形態に関係なく、好事例には表彰を行い、失敗を恐れずチャレンジすることを奨励しており、現場からは多様な発明品も生まれています。この活動を進めることで、全作業者にとって理解しやすい標準作業書※5を周知・徹底し、安全な工場づくりを進めていきます。

※1 5S :
整理・整頓・清掃・清潔・躾の5項目の頭文字Sをとったもの。職場環境の美化、従業員のモラル向上に加え、業務の効率化、不具合流出の未然防止、職場の安全性向上を狙いとした活動

※2 ヒヤリハット :
重大な災害や事故につながる可能性のある、一歩手前のヒヤリとしたりハットしたりするミス

※3 安全ワーカー :
社内基準に基づく安全スキル保有認定者

※4 PDCA :
業務の改善を図るため、計画(Plan)→実行(Do)→評価(Check)→改善(Act)のプロセスを繰り返す手法

※5 標準作業書 :
安全に、確実に、能率よく作業を行うため、作業の流れや方法を書面にまとめたもの

担当者のコメント
TB事業部 三重工場 安全衛生課 森田 浩子

2014年7 月から、安全衛生スタッフとして仕事をすることになり、課題意識を持つどころか覚えることの多さに振り回される毎日です。最も意識しているのは工場で働く皆さん全員の健康や衛生面をどう守っていくか。女性ならではの見方など自分なりに、工夫をしながら現場とのコミュニケーションをとるようにしています。私の上司や先輩が、現場の安全への思いを込めて仕掛ける手法は素晴らしく、現場が自ら改善を進めています。私もそんな仕掛けができるよう日々努力しながら、みんなと一緒に安全で、働く人全員が安心できる事業所をつくりたいと思います。

TB事業部 三重工場 安全衛生課 森田 浩子

中央労働災害防止協会からのコメント
中央労働災害防止協会 マネジメントシステム審査センター 所長 白崎 彰久 氏

横浜ゴムの安全衛生活動の特徴は、一対一教育など、一人一人に迫る活動を通じて、各々の状況にあった独自性のある活動が各現場に根付いていることだと思います。また、人材の入れ替わりの激しい中国では、安全衛生活動の効果を上げることが困難だと思われがちですが、横浜ゴムは現地の人材教育にも尽力し、その成果が確実に現れています。今後は、先行しているレベルの高い工場に他工場も追随することで全体のレベルアップを期待しています。人の安全を守るタイヤのメーカーとして、「安全」をキーワードに率先垂範で継続的に取り組んでください。

中央労働災害防止協会 マネジメントシステム審査センター 所長 白崎 彰久 氏